就職内定率 10月末時点 【高卒求人.News】
10月末時点で内定率57%。厳しい状況は変わらず。
文部科学省が12月14日に発表した、
来春卒業予定の高校生の就職内定率は
10月末の時点で
就職希望者全体の57.1%でした。
前年に比べると1.9ポイント上昇したものの
依然として低い水準が続いています。
10月末の時点で、調査対象となった
国公私立高校の就職希望者は約18万7000人。
そのうち内定者は約10万7000人で、未内定者は約8万人です。
男女別で見ると、内定を決めた男子は約4万2000人で就職希望者全体の61.5%、
女子は約3万8000人で全体の50.8%でした。
学科別の内定率で見てみると、
工業が76.2%で最も高く、
続いて福祉(63.1%)、商業(58.4%)、情報(58.2%)、
農業(55.6%)、総合学科(54.6%)、水産(54.1%)、
家庭(51.2%)、普通(43.1%)、看護(39.2%)の順番でした。
都道府県別では富山県が78.3%で最も高く、
続いて岐阜県(75.1%)、福井県(73.1%)、
三重県(72.5%)、愛知県(71.9%)の順番でした。
反対に、最も低かったのは沖縄県で24.7%
他にも北海道(33.6%)、宮城県(39.8%)、福岡県(48.0%)、
青森県(48.4%)の順番でした。
厚生労働省がまとめた9月末時点での高校生の内定率は
40.6%でしたので、内定者数は徐々に増えてきています。
例年では3月末頃には内定率が9割を超え、
今年度も多少は低水準であるものの、
おそらくほぼ例年通りになるだろうという見方もされていますが、
人気企業、製造業などの人気職種の求人数減により、
本来希望していた職業に就ける割合はおそらく減るだろうと予想されています。
【2010年12月15日】高卒求人ドットコム編集部