【高校生就職動向】非正規労働者の解雇、採用内定取り消し・・・しかし強い“新卒”ブランド!

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高卒求人.news【2010年度高卒求人状況、高卒採用を予想】

 非正規労働者の解雇、内定取り消し・・・
しかし“新卒”ブランドはその限りではない。
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【本当に求人は減るのだろうか?】
 世界的な不況により、製造業を中心に派遣労働者や期間従業員の解雇が相次ぎ、雇用状態は最悪だ。製造業への就職者が多い高校求人は、来年度に向け不安の声が多く聞こえてくる。
下記の表は、文部科学省が発表した内定取消状況である。
1月15日現在186人が取消になっている。この現実をどう捉えるべきか。
求人が減る・内定取消が増える!それは未来を背負う高校生にはひどく絶望的な響きだ。
 しかし考えてみてほしい。自動車産業を始め、製造業の求人は確かに減るかもしれない。
だからといって、それ以外の業種も同じだろうか?

【過去の教訓】
今の状況を“就職氷河期の再来”と呼ぶ見方は多いが、実は少し違う見方が出てきている。
「ワークス大卒者の新卒採用見通し調査※1」によると、採用数は変わらないと答えた企業の割合が半数以上だという。減ると答えた企業も、バブル崩壊時にように求人を0にする所は少ないと見られる。
就職氷河期の採用控えで、その後の組織構造にぽっかりと空白を作ってしまった苦い経験があるからだ。
この調査は大学新卒を対象としたものだが、1月に入り、編集部には「来年度から大卒の新卒採用枠を減らして高卒採用を始めたい」という企業からの問い合わせも増えている。
また、大量に新卒者を採用する製造業が採用を抑制する事で、それを好機と判断する企業が出てくるだろう。

【不況下でも求められる人材】
 とはいえ日本全体がかつてない不況下にあるのは間違いない。だがどんな状況でも、採用に際して企業から求められるものは個人の人間力だ。
 「高卒採用は即戦力とは考えていない。育てるのが目的。
スポンジのように吸収力があり、何事にも前向きにチャレンジする社員が欲しい」これは某大手メーカーの人事の方の言葉であるが、このように高卒採用を考えている企業は多い。
不況下でも希望の就職を実現するキーワードは「素直」「謙虚」ではないだろうか。
自分を知り、そして素直になる事が第一歩。
就職活動を始める生徒の皆さんには、是非この言葉を日々意識しながら、内定獲得に向け前向きに取り組んで欲しい
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